不動産投資ビジネスの1つとして海外不動産投資がありますが、日本国内から離れたビジネスであるために敷居が高いと感じている方も少なくないかもしれません。しかし、海外不動産投資は主に減価償却の節税効果が日本よりも高く、税金面でのメリットが高いこともまた事実と言えます。ただ、この状況を把握している方は、現状どのくらいいるものなのでしょうか。そこで、海外不動産投資は国内の不動産投資ビジネス以上の税金対策が見込めることを知っているかどうかについて聞いてみました。
※一番多い回答「その他」を除く
大半は知らなかった?海外不動産投資への関心は賛否両論!
全体の約8割にもなる方が、
海外不動産投資のほうが税金面でメリットがあることは知らなかったと回答しています。
・日本の不動産投資しかしたことがないので、これまでに海外の不動産に関心をもつ機会がなかった。(40代/男性/会社員)
・海外の不動産投資は考えていないので、知識はほとんどないから。日本の不動産投資のこともまだ知識不足のため。(40代/女性/専業主婦)
・自分は不動産投資に興味を持ち始めてからまだあまり月日が経っていないので、そのくらいのことも良くわかっていない(40代/男性/パートアルバイト)
・税金について調べたことがなかったからです。海外の方に投資しようと思いました。(20代/女性/専業主婦)
・節税できても安全性で懸念があるので、知っても海外にはやる気がない。(20代/女性/専業主婦)
海外不動産投資をした経験がない方がまず目立っていることから、実際に投資をしていないと、その節税効果についても知る機会が得られない傾向にあると伺えますね。また、不動産投資自体の知識について、それほど詳しくなければ、税金関連のこともよくわからないようです。ただ、今回の調査をきっかけに知ったことでの関心度については、節税効果があることで興味を持った方と、メリットがあっても海外不動産投資には抵抗を示す方の賛否両論がありました。
知っているのは約2割!詳しさは人それぞれ?
残りの約2割が、海外不動産投資の節税効果の高さについて知っているという結果になりました。
・海外不動産投資の税金は日本の不動産投資よりも節税メリットがあることをしっていました。知り合いに聞いたので。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・節税にはメリットは有るが、逆に 運用や管理などにはデメリットがあることも経験上存じています。(40代/女性/自営業(個人事業主))
・シンガポールなど、とにかく税金が安い国もあるので、選択すれば節税できる。(40代/女性/専業主婦)
・知ってはいますが、詳しいことまではわかりません。投資する時に確認するようにしています。(40代/男性/無職)
知り合いに聞いたり、自分自身で海外不動産投資を経験したりしている場合には、かかってくる税金についても知ることができるようです。どんな国ならより節税効果が高いか、節税効果はあってもどのようなリスクやデメリットがあるのかなどについても把握している方もいましたが、一方であまり詳しくはないという意見も見られました。節税効果をどれだけ実感しているか、もしくは深く理解しているのかについては、海外不動産投資への関心度の高さや積んできた経験に比例してくるのかもしれません。
海外不動産投資はまだこれから?税金を減らしたいなら…
調査してみた所、海外不動産投資の節税効果の高さについて知らなかった方のほうが圧倒的に多いことがわかりました。まず、海外不動産投資に参入した経験がない方の意見が目立っていたことから、海外の不動産投資ビジネスが普及していくのは、まだこれからだとも考えられます。
しかし、投資する国を選んだ上での節税効果の高さについて実感している意見も少なくはありませんでした。税金を少しでも減らしたいと考えているのであれば、詳しい節税方法についての知識を身につけた上で海外不動産投資への参入を検討してみるとよさそうですね。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年10月06日~2016年10月20日
■有効回答数:100サンプル
【記事筆者】
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